奥出雲町橋梁長寿命化修繕計画について
最終更新日:2025年3月31日
1.はじめに
(1)背景
奥出雲町が管理する道路法第2条第1項に規定する道路における橋長2.0m以上の橋(以下「道路橋」という)は、447橋あります。このうち、建設後50年を超過する道路橋の占める割合は42.7%ですが、20年後には80.1%となり、急速に道路橋の高齢化が進んでいきます。
このような背景から、今後、増大が見込まれる橋梁の修繕・架替えに要する経費に対し、可能な限りのコスト縮減への取組みが不可欠となっています。
(2)目的
橋梁を計画的かつ予防的な修繕・架替えを実施することで、道路交通の安全性・信頼性を確保するとともに予算の平準化・コスト縮減を図ります。
2.基本的な考え方
橋梁の老朽化対策を確実に進めるため、点検→診断→措置→記録→(次回点検)のメンテナンスサイクルを構築します。
(1)点検
定期点検は5年に1回の頻度で実施することを基本とします。
(2)診断
点検を実施した橋梁について、道路橋毎の「健全性の診断」を行います。
健全性の診断は、表-1の判定区分により行います。
表‐1(判定区分)
区分 | 定義 | |
【1】 | 健全 | 道路橋の機能に支障が出ていない状態 |
【2】 |
予防保全段階 |
道路橋の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態 |
【3】 | 早期措置段階 | 道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態(原則、次回定期点検までに何等かの措置を行う) |
【4】 | 緊急措置段階 |
道路橋の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高く,緊急に措置を講ずべき状態 |
(3)措置
診断結果に基づき、道路の効率的な維持及び修繕が図られるよう、必要な措置を講じます。
(4)記録
定期点検及び健全性の診断の結果、並びに措置の内容等を記録し、当該道路橋が利用されている期間中はこれを保存します。
3.対策の実施
定期点検の結果、緊急対応の必要がある道路橋(健全度【4】)と判定された橋は、変状確認後,直ちに通行規制並びに応急対策を行い、最優先で対策を行います。続いて早期に措置を講じる必要のある道路橋(健全度【3】)は、管理レベルに応じて優先順位を付けて本対策を行います。(原則、次回定期点検までに何等かの措置を行う)その他、多少の損傷は見られるが、構造物の機能に支障が生じていない道路橋(健全度【2】)は、必要に応じ対策を行います。また、対策方法は変状の状況を十分に把握し、その範囲・規模については、対策を満足する範囲で経済性を考慮し決定します。
4.技術者の育成
橋梁点検の技術的手法や橋梁の変状特性,対策工法の選定等に関する技術力向上を図るため,「技術講習会」の活用や,他自治体との情報交換,さらに定期点検,工事の設計・監理を通じ技術の習得,継承を図ります。
5.奥出雲町橋梁長寿命化修繕計画
6.これまでの定期点検結果
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