「出雲の國奥地に於ける 訛り(なまり)方 方言集」について
最終更新日:2023年10月16日
この方言集は、駒原邦一郎編著によるもので、昭和28年に発行されました。当時、この奥出雲奥地で日常使用されている言葉の中には、他に通じない多くの方言や訛りがありました。このため、他の地方の人たちと話をする際、自らの発音の悪さや語法の誤り、方言であること等によって、せっかく話をしても先方に誤った伝わり方をしてしまうこともあり、意思疎通に支障をきたすことがありました。
このことを危惧した著者は、日常生活の中でスムーズな会話が進むために、正しい言葉づかいを奨励していきたいという思いから、この方言集を発行(PDF)しました。
この方言集の発行から70年、今では日常生活の中で方言を使用する人も少なく、方言が飛び交う場面は見られなくなっています。現在では、方言を地域の重要な文化として子どもたちに伝えていく必要があるとされています。方言と標準語のバランスの取れた日常会話が聞かれるようになるといいなと思います。
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