次世代に伝えたいふるさとの食文化「半夏生 笹巻き」

最終更新日:2023年7月3日

半夏生(通称半夏)は、暦の上では7月2日、夏至から数えて12日目。田植えは、この頃までにしないと実りが悪いと言われ、この日までに田植えを終わらせた。

田植えの終わりを「代満(しろみて)」と言って、田植えが無事に終わったことを喜び、笹巻き(JPG)を作り、神様にお供えし、一区切りついたとして、すね休め、肩休めする日であった。

また、泥だらけになって作業するため、田植えが終わった意味あいから、この日を「泥落とし」とも言った。牛も大変な農作業をしたから、川に連れて行き、体を洗ってやり、労をねぎらった。

新しいお嫁さんのいる家では、田植えなど大変な農作業をしたお礼(ご褒美)として、イグサと笹で飾りを付けた笹巻きをお土産に、実家への里帰りが許された。

出典「奥出雲 昔のくらしと年中行事(松尾嘉巳著)」から

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