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祝・奥出雲の櫻井氏庭園が国の名勝に指定されることが決まりました。

 平成29年6月16日(金)、国の文化審議会より、奥出雲町上阿井の櫻井氏庭園を新たに国の名勝に指定するよう答申が出されました。

 出雲地方の庭園として初の国指定名勝となります。

 
【名 称】 櫻井氏庭園
 
【所在地】 奥出雲町上阿井1655番
 
【概 要】
 櫻井氏庭園は、江戸時代前期より「可部屋(かべや)」の屋号で製鉄業を営み、松江藩の鉄師頭取をつとめた櫻井家の住宅庭園である。
 18世紀から19世紀初頭にかけて作庭された庭園であり、櫻井家住宅(国指定重要文化財)の「上の間」からの観賞を主とする。見どころは、北側の岩盤斜面を流れ落ちる瀑布と、その周囲に広がる美しい風景である。
 享和3年(1803)に大名茶人として知られる松江藩七代藩主松平治郷(不昧公)(1751~1818)が当地を訪れ、この瀑布を「岩浪(がんろう)」と名付けた。櫻井家には不昧公が「岩浪」と記した書も伝えられている。その後の「安政二年家相図」(1855)に描かれた庭の様子は現在とほとんど変わらない。
池泉の最奥部には、南画家の田能村直入の好みにより明治十一年(1878)に茶亭掬掃亭(きくそうてい)が建てられ、本庭園の魅力を一層高めている。
 以上のように、江戸時代に造られた櫻井氏庭園は、特徴的な意匠で保存状態もよく、芸術上及び鑑賞上の価値、日本庭園史における学術上の価値が高いと評価された。
 

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写真1)櫻井氏庭園の紅葉(左の瀑布が「岩浪」、右の茶亭が「掬掃亭」)
 
 
写真2)櫻井氏庭園から重要文化財櫻井家住宅を望む
 
 
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写真3)轟音を立てて流れ落ちる「岩浪」
 
 
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写真4)櫻井氏庭園の瀑布を「岩浪」と名付けた松平不昧公の書
    「山深み流れての世のにごりをば、しるとも見えぬ滝のいわなみ」と詠まれています。